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日本ハム・大谷翔平投手(20)が6日、沖縄・名護キャンプでの紅白戦で4番デビューした。紅組の「4番・指名打者」で先発出場し、1四球で1打数無安打ながら第2打席で左中間に大飛球を放ち、順調な仕上がりをアピール。視察に訪れた侍ジャパンの小久保裕紀監督(43)は欧州選抜戦(3月10、11日=東京ドーム)で二刀流として期待するが、3・27開幕に向けて日本ハム側との“綱引き”が勃発した。
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新外国人を押しのけて4番に座った大谷が、風格すら漂わせた。一回にフルカウントから内角低めの直球をきっちり見送る。いつもは辛口の栗山監督の顔も思わずほころんだ。「際どいボールをちゃんとみていたね。当たり前だよね、4番を打っているんだから」。
中田と陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)の実戦免除で巡ってきた「4番・指名打者」の座。プロ初の4番にも大谷は初球から集中していた。
四回の第2打席は新垣の外角直球を左中間フェンス際へ大飛球(中飛)。「外寄りの比較的甘い球。先っぽだった」と振り返るが、3年目のパワーアップを証明した。実際、試合前のフリー打撃では無風の中、41スイングで11本の柵越え。視察した侍ジャパンの小久保監督を「一段と飛距離が伸びているね」とうならせた。
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午前中にはブルペンでスライダー、カーブ、フォークを交えて35球を投げて二刀流メニューをこなした。小久保監督は「バランスよく投げていた」と評し、3月の欧州選抜との強化試合に「(投打)どちらでも代表入りに値する」と絶賛した。ただ、大谷の秀でた能力が悩みの種になりつつある。
球団側も要請があれば、快く送り出す方針だが、大谷が開幕投手の大本命であることがネック。「開幕から2週間前の大事な時期。逆算した調整を変えるわけにはいかない」と栗山監督。両監督はこの日も話し合ったが、簡単に答えは出なかった。投手かそれとも野手としての招集か。二刀流男を巡る綱引きが続きそうだ。 (石川加奈子)
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