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阪神2軍春季キャンプ(6日、安芸)左胸鎖関節の炎症のため調整が遅れていた阪神のドラフト1位・横山雄哉投手(20)=新日鉄住金鹿島=が入団後、初めてブルペン入り。ブルペン捕手を立たせたまま、真っすぐを34球を投げた。悔しい思いを重ねていたドラ1左腕が確かな一歩を踏み出した。
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澄ました顔の裏には、悔しさも、ようやく投げられるワクワク感も隠されていた。捕手を立たせたままではあったが、ドラ1左腕・横山がブルペンで躍動。マウンドで投げられる喜びをかみしめた。
「もちろん、まだ先のためですけど、このブルペンのため、治療に専念してきたので楽しかったです。最初にしてはボチボチかなと思います」
ブルペンに入ったのは、ほとんどの投手が投球を終えた後。そのため多くのスタッフに見守られながら、「5、6割」の力で直球のみ34球を投げた。鳴り響くミットの音が心地よかった。久保2軍投手チーフコーチは「(フォームが)理にかなってる。バランスがいいし、十分、戦力になりますよ」とその素質の高さを認めた。
昨年11月に21歳以下の日本代表として、台湾で開催された21UW杯に出場。3試合に登板し、20奪三振の快投を演じた。虎党の期待も高まったが、このときの疲労蓄積に泣かされた。11月16日の決勝・台湾戦を最後にマウンドに立てず。今年1月8日には「左胸鎖関節の炎症」と診断された。
新人合同自主トレでもボールを触れず、体幹や下半身トレなどの繰り返しが続いた。「他の投手のことは気にしてました」。1軍・宜野座キャンプで頑張るD2位・石崎らに電話もかけ、1軍投手の情報も手に入れた。「早く能見さんを間近で見てみたいなと思いました」。
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プロ入り後は疲労回復のため、アミノ酸入りのサプリを導入。朝昼晩と欠かさず口にした。関節をいたわり、コラーゲンやヒアルロン酸入りのサプリも飲んだ。やれることはすべてやる。覚悟の表れだった。
「出遅れているのは自覚してますし、焦らないんですけど。実戦に向かって気持ちを合わせていければ」
7日もブルペン入りする予定。順調にいけば、今月末にも実戦登板の予定。一歩一歩、少しずつだが、ドラ1左腕が輝きを取り戻しつつある。 (山口大輝)
横山の初ブルペン入りを聞いた阪神・中西投手コーチ「慌てさせることはない。よくなっていると聞いている」
★捕手も好感触
横山の投球を最初に受けた吉田2軍バッテリーコーチは「きれいなスピンの効いた真っすぐだった。ビシッとリリースするタイプじゃないかな」と好感触。後を継いだ本田ブルペン捕手も「キレのある、いいボールやった。でもまだ序の口やろ」と今後に期待した。
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