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◆練習試合 日本ハム―DeNA(14日・名護)
日本ハム・中田翔内野手(25)が14日、DeNAとの練習試合(名護)に「4番・一塁」で先発出場し、相手のドラフト1位ルーキー、山崎康=亜大=から右翼席へ今季実戦初アーチを放った。初回2死、三塁でフルカウントからの外角直球を弾丸ライナーで放り込んだ。
1月の米ハワイ自主トレでの徹底した走り込みや断酒生活、名護キャンプの猛練習などで体重は年始から10キロ減の96キロに。中田本人も体のキレに手応えを感じており、早速減量の効果が現れた形だ。
長野のフリー打撃を見学した岡本
巨人・長野久義外野手(30)が13日、宮崎・ひむかスタジアムで驚がくのサク越えショーを披露した。昨年11月に右肘、右膝を手術後、初の屋外フリー打撃を行い、91スイングのうち12本のサク越え。左中間の防球ネットを越える推定130メートル弾を放つなど、6発を場外へたたき込み、至近距離で見守ったドラフト1位の岡本和真内野手(18)=智弁学園高=を仰天させた。
一塁ベンチ裏のランチ会場から、岡本は急いでグラウンドに駆けつけた。「めちゃくちゃ打っていたので、早く食べて、見ようと思いました」。長野のフリー打撃が始まると、ケージ裏、ケージ横へと動き、食い入るように見つめた。
注目したのはパワーだけではない。「間合いやタイミング、バッティングの全部がすごかったです。飛距離もすごかったですけど、打ち方しか見ていなかったです」。午後の特打では、今季から打撃コーチ兼任となった高橋由が見守る中、岡本も136スイング。サク越えは1本だったが、長野に触発され、力強いライナーを広角に打ち返した。
この日は父・義清さん(53)と母・智代美さん(49)が、奈良の実家から練習を見に訪れていた。巨人のユニホーム姿を披露したが「まだまだユニホームを着させてもらっているだけです。本当のプロ野球選手になれるように頑張ります」と気を引き締めた。
12日の2軍紅白戦では、初打席初ヒットでデビューしたばかり。「一流の選手を間近で見られて、良かったです」。長野の打撃は、最高のお手本になったようだ。
ソフトバンクの工藤公康監督(51)が投手陣に開幕サバイバルの号砲を鳴らした。宮崎キャンプ休日の13日、宿舎で15、17日の紅白戦に向け「(投手の1軍枠は)12、13人で決まっている」と当落線上の若手に奮起を促した。
ここまで紅白戦2試合を消化。1軍生き残りが微妙な投手を含む12人が登板している。「今のところ若い人がいいピッチングをしてくれている」と目を細めたが、3月に入れば摂津、大隣、松坂ら開幕ローテ入りが濃厚な投手の登板が優先。若手投手がアピールできる機会は減ってくる。「実績がある人が投げる前に、若い人にはそれ以上のものを見せてもらわないといけない」と、ふるい落としにかけると予告した。
15日には前回登板(11日)で2回無失点だった東浜、山田らが2度目のマウンドに上がる。「うれしい悩みが増えるのはありがたい」と再度の好投に期待した。(戸田 和彦)
日本ハムは13日、新オーナーに4月1日付で末沢寿一氏(60)が就任すると発表した。親会社の役職変更に伴うもので、小林浩オーナーは退任する。
日本サッカー協会は13日、女子の国際親善大会、アルガルベ杯(3月・ポルトガル)に出場する日本代表「なでしこジャパン」23選手を発表し、INAC神戸からは最多7選手が選出された。6月のカナダW杯の重要の前哨戦となる大会で、昨年5月以降代表から遠ざかっているMF澤穂希(36)=INAC神戸=は落選した。
INACから選出されたのはGK海堀あゆみ(28)、DF近賀ゆかり(30)、DF鮫島彩(27)、MF川澄奈穂美(29)、MF田中明日菜(27)、FW大野忍(31)、FW高瀬愛実(24)の7人。神戸市内でのチーム練習後に取材に応じ、MF川澄は「結果を求めて、かつ内容のある試合をしていきたい」。FW大野も「優勝を目指して頑張りたい。前線の選手としてはゴールにこだわっていきたい」と意気込んだ。