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日本ハムは13日、新オーナーに4月1日付で末沢寿一氏(60)が就任すると発表した。親会社の役職変更に伴うもので、小林浩オーナーは退任する。
ロッテ伊東勤監督(52)が11日、今キャンプ2度目のシート打撃を総括した。
打者6人を完璧に抑えた西野勇士投手(23)について「良かった。松永(昂大)も益田(直也)もね。このへんの人たちが、しっかりしてくれないと」
打者6人を1安打に抑えたドラフト5位の宮崎敦次投手(22=広島国際学院大)について「もっと球がばらつくかと思ったけど、思ったよりストライクが入っていた」
同じくルーキーのドラフト1位中村奨吾内野手(22=早大)について。打撃は2打数無安打。この日のシート打撃では二塁を守った。「いろんなところを守らせて、その方が試合に出られるだろうし、ここだと決めずに勉強してもらえたら。打つ方はそのうち打てると思うので」
第3クールから1軍に合流した井口資仁内野手(40)について「彼なりにしっかり調整できているし、動きは悪くなかった」
楽天のドラフト1位安楽智大投手(18=済美)の2軍落ちが11日、正式に決まった。
1軍2軍合同のコーチ会議が行われ、大久保監督が明らかにした。「2軍に行ってもらうことが正式に決まった。開幕1軍を目指すなら、もっともっと下で鍛えてほしい」と話した。
12日に沖縄・久米島で行われている実質1軍のキャンプが終了。13日に1軍本隊は沖縄・金武町へと移動するが、安楽は久米島に残留。2軍キャンプに合流し、みっちり練習を行う。2軍からは三好匠(たくみ)内野手(21)榎本葵外野手(22)大塚尚仁投手(20)が昇格する見込みとなった。
(練習試合、日本ハム3-1阪神、11日、名護)阪神は初の対外試合となった日本ハム戦に1対3で敗退した。
視察した坂井オーナーは若手の底上げを今キャンプのテーマにしていただけに「この試合では期待から外れている」と厳しい言葉を残し、球場を後にした。和田監督は「真っ直ぐを打たんと。オーナーだけではなく、ファンも力弱さを感じてしまう」と話した。
キャンプ日程へ
今年もコイ打線を引っ張るのは、菊池涼介内野手(24)の規格外プレーだ。10日、今季初実戦となる宮崎・日南キャンプの紅白戦から、グラウンドを駆け回った。
まずは守備で魅せた。いきなり紅組1番・鈴木誠のセンターへ抜けそうな当たりを驚異的な守備範囲で二塁ベース後方で追いつき、天福球場に詰めかけたファンを沸かせた。直後の打席ではバットと足を全開。紅組先発・戸田の見逃せばボールとなる高めストレートを上から思い切りたたいた。「岩鬼並みの悪球打ちだったでしょ。それくらいうまくたたけた」。漫画「ドカベン」のキャラクターを引き合いに出し、得意げに振り返った打球はセンターの頭上を襲う三塁打。さっそうとダイヤモンドを駆けた韋駄天(いだてん)は、中継プレーが乱れる間に一気に本塁へ。「抜けた時点で三塁はいけると思った。(ミスにつけ込む走塁の)事前の準備はできている」。走塁に対する高い意識で、自軍に勢いをもたらした。菊池が作った流れに乗るように連続適時打が出るなどして、白組はこの回一気に3得点。殊勲の背番号33もベンチでにんまりだった。
昨季は打撃3部門で自己最高成績を記録。2年連続で二塁でのゴールデングラブ賞も受賞し、地位を確立した。「ここまで自分のペースでできている。状態は見てもらえれば分かる通り、悪くない」。疲労がたまる第2クールも、大好きな浜田省吾の「終わりなき疾走」を聞いて疲労回復。今季もコイの元気印が、漫画のようなプレーとグラウンド狭しと疾走する姿で盛り上げそうだ。【前原淳】