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巨人のドラフト3位・高木勇人投手(25)=三菱重工名古屋=が“初ミスター”に触発された。ブルペンで指導と激励を受け「テレビで見るよりも(体が)大きい方でした。教えてもらったことは絶対に忘れません」と長嶋終身名誉監督の存在に発奮し、気がつけば今季最多の130球もブルペンで投げていた。
ミスターからは「体の開きの早さ」を指摘された。「長嶋さんから『いい球を投げている。(体を)早く開くことだけはやめなさい』と言っていただいた。この経験を大事にしていきたい」と感激していた。ブルペンを視察した原監督は「みんな目の色を変えて、腕の振りが強かった気がするね。刺激から(技術が)良くなっていくこともある。長嶋(名誉)監督の存在は大きいね」と話した。
巨人・辻東倫(はるとも)内野手(20)が15日、宮崎キャンプの1軍紅白戦で2試合連続マルチ安打と気を吐いた。
白組の「9番・指名打者」で先発。4回2死でマイコラスの直球を左前に運ぶと、6回にはマシソンの速球を右前打。3打数2安打をマークした13日の紅白戦に続き、猛アピールした。
昨年は2軍で遊撃のレギュラーとして108試合に出場。打率2割2分2厘、3本塁打だった。年間通して試合に出て実戦経験を積んだ。オフは同じ左打ちで、打撃コーチを兼任する高橋由と沖縄で合同自主トレ。昨年までプロ2年間で1軍出場はないが、大型内野手として首脳陣の期待は大きい。
◆練習試合 日本ハム―DeNA(14日・名護)
日本ハム・中田翔内野手(25)が14日、DeNAとの練習試合(名護)に「4番・一塁」で先発出場し、相手のドラフト1位ルーキー、山崎康=亜大=から右翼席へ今季実戦初アーチを放った。初回2死、三塁でフルカウントからの外角直球を弾丸ライナーで放り込んだ。
1月の米ハワイ自主トレでの徹底した走り込みや断酒生活、名護キャンプの猛練習などで体重は年始から10キロ減の96キロに。中田本人も体のキレに手応えを感じており、早速減量の効果が現れた形だ。
長野のフリー打撃を見学した岡本
巨人・長野久義外野手(30)が13日、宮崎・ひむかスタジアムで驚がくのサク越えショーを披露した。昨年11月に右肘、右膝を手術後、初の屋外フリー打撃を行い、91スイングのうち12本のサク越え。左中間の防球ネットを越える推定130メートル弾を放つなど、6発を場外へたたき込み、至近距離で見守ったドラフト1位の岡本和真内野手(18)=智弁学園高=を仰天させた。
一塁ベンチ裏のランチ会場から、岡本は急いでグラウンドに駆けつけた。「めちゃくちゃ打っていたので、早く食べて、見ようと思いました」。長野のフリー打撃が始まると、ケージ裏、ケージ横へと動き、食い入るように見つめた。
注目したのはパワーだけではない。「間合いやタイミング、バッティングの全部がすごかったです。飛距離もすごかったですけど、打ち方しか見ていなかったです」。午後の特打では、今季から打撃コーチ兼任となった高橋由が見守る中、岡本も136スイング。サク越えは1本だったが、長野に触発され、力強いライナーを広角に打ち返した。
この日は父・義清さん(53)と母・智代美さん(49)が、奈良の実家から練習を見に訪れていた。巨人のユニホーム姿を披露したが「まだまだユニホームを着させてもらっているだけです。本当のプロ野球選手になれるように頑張ります」と気を引き締めた。
12日の2軍紅白戦では、初打席初ヒットでデビューしたばかり。「一流の選手を間近で見られて、良かったです」。長野の打撃は、最高のお手本になったようだ。
ソフトバンクの工藤公康監督(51)が投手陣に開幕サバイバルの号砲を鳴らした。宮崎キャンプ休日の13日、宿舎で15、17日の紅白戦に向け「(投手の1軍枠は)12、13人で決まっている」と当落線上の若手に奮起を促した。
ここまで紅白戦2試合を消化。1軍生き残りが微妙な投手を含む12人が登板している。「今のところ若い人がいいピッチングをしてくれている」と目を細めたが、3月に入れば摂津、大隣、松坂ら開幕ローテ入りが濃厚な投手の登板が優先。若手投手がアピールできる機会は減ってくる。「実績がある人が投げる前に、若い人にはそれ以上のものを見せてもらわないといけない」と、ふるい落としにかけると予告した。
15日には前回登板(11日)で2回無失点だった東浜、山田らが2度目のマウンドに上がる。「うれしい悩みが増えるのはありがたい」と再度の好投に期待した。(戸田 和彦)